パチンコメーカーへの転職に興味を持っている人の中には、SANKYOを検討している人も多いのではないでしょうか。

ここでは、SANKYOについての基本情報から採用情報、仕事内容、ネット上の口コミ・評判など詳しく紹介していきます。

SANKYOの基本情報

SANKYO（株式会社 SANKYO・株式会社 三共）は、1966年に設立したパチンコメーカーであり、1997年には東京証券取引所第一部への株式上場を果たしている業界のリーディングカンパニーです。（東京証券取引所の市場区分の見直しにより、2022年4月に市場第一部からプライム市場へ移行しました）

1980年に「フィーバー」を開発して、業界に一大ブームを巻き起こしたことでも知られるSANKYOは『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズなど数多くのヒット機種を市場に送り出しています。

SANKYOの企業概要

SANKYOのグループ会社

SANKYOには6つのグループ会社が存在しています。

• 株式会社ビスティ
• 株式会社ジェイビー
• 株式会社三共エクセル
• 株式会社三共プランニング
• エンビジョン株式会社
• 吉井カントリークラブ

それぞれの業務内容について以下の表にまとめました。

SANKYOの平均年齢・平均年収

SANKYOで働いている人の平均年齢・平均年収は以下の通りです。

SANKYOの売上高と経常利益推移

SANKYOの連結企業含む売上高・経常利益の推移は以下の通りです。

（単位：百万円）

上の数字からもわかる通り、2020年からの新型コロナによる影響でSANKYOだけでなくパチンコ業界は過去にない落ち込みとなりました。
しかし、そんな中でもSANKYOは売上高を従来のレベルまで取り戻しており、安定性が高い企業であると評価できます。

SANKYOの中途採用比率情報

SANKYOでは、労働施策総合推進法に基づく中途採用比率が公表されています。
公式サイトに掲載されている、3事業年度分正規雇用労働者の中途採用比率は以下の通りです。

上記の通り、中途採用比率は年度によってもバラつきがあるようです。

SANKYOのキャッチフレーズ・社是

SANKYOのキャッチフレーズは「パチンコで、いい笑顔。」であり、エンターテイメントを創り出し、人々に明るい笑顔をもたらすことで社会に貢献していきたいという想いが込められたものです。

また、SANKYOの社是としては『創意工夫』の四字熟語が掲げられてます。こちらは働く上での基本姿勢であり、すべての業務において常に考え続ける姿勢が求められています。

「社会に対して、楽しいもの、面白いものを提供することで人々の心に潤いと笑顔をもたらすこと」、「創意工夫の精神を貫き、業界全体を支え続けられるアイデアを常に生み出していくこと」こうした姿勢が転職者に対して求められる要素として挙げられるでしょう。

SANKYOの魅力

SANKYOの魅力としては大きく分けて以下の3つの点が挙げられます。

1. 安定性
2. 職種別スペシャリストの育成
3. オフィス環境

ここでは、それぞれの魅力について詳しく説明していきましょう。

魅力その1：安定性

SANKYOは1966年に設立してから50年以上もの歴史がある業界のリーディングカンパニーです。

会社の安定性を見るための指標とも言える自己資本比率は91.4%。これはパチンコ業界でもトップの数字であり、SANKYOが財務上の安定性が高い企業であることがわかる大きなポイントです。

安定性に魅力を感じる人にとって、SANKYOは非常におすすめの転職先と言えます。

魅力その2：職種別スペシャリストの育成

SANKYOでは、新卒・中途問わず職種別採用という採用方法を行っています。

配属された部署から原則として配置換えがないため、じっくりと経験とキャリアを積むことができ、若手の頃から大きな仕事を任せてもらえる機会も多くあります。着実に専門的スキルを高め、社員それぞれの成長を促すことで会社として持続的な成長につながっていきます。

このように、SANKYOは職種別スペシャリストの育成に力を入れており、「自分のスキルを活かした仕事がしたい」、「より自分の専門性を高めたい」という人におすすめの転職先です。

魅力その3：オフィス環境

本社ビルは渋谷駅より徒歩30秒、開発研究棟も渋谷にあり、オフィスが好立地であるところもSANKYOの魅力のひとつ。

働く上で職場の環境は重要な要素。SANKYOのオフィスは設備も綺麗で、働く人が気持ち良く仕事できる環境が整っています。

SANKYOの中途採用情報

SANKYOの中途採用は、公式サイトの採用ページに掲載されています。

募集部署や職種はその都度違うため、自分が転職希望する職種がある場合は随時チェックしておくことをおすすめします。

採用フローは以下の通りです。

1. SANKYO採用担当宛に「履歴書」「職務経歴書」を送付
   ※履歴書に志望する職種を記載する
2. 書類選考結果は2週間以内に郵送またはメールにて連絡
3. 面接
   ※回数は職種によってさまざま
4. 採用

ここからは、2022年9月時点で募集中の採用情報を紹介していきます。

映像企画ディレクター

SANKYOの映像企画ディレクターは、パチンコやパチスロの演出について企画開発を行うポジションです。

サウンドディレクター

SANKYOのサウンドディレクターは、パチンコやパチスロで使用されるサウンド全般について保守管理を担うポジションです。

購買調達

SANKYOの購買調達というポジションは、遊技機を製造する際に必要となる部品を発注・調達する役割を担います。

SANKYOの休暇制度・福利厚生について

SANKYOの休暇制度や福利厚生については以下の通りです。

SANKYOの部署について

SANKYOにある部署は大きく分けて6つあります。

• 商品本部
• 営業本部
• 製造本部
• 知的財産本部
• 管理本部
• 事業企画部

それぞれの仕事内容について確認していきましょう。

商品本部

SANKYOの商品本部は、企画開発・デバッグ・量産化・コスト管理など、商品を生み出すための研究開発を担っている部署です。

市場のニーズに応えるためには、創意工夫の精神で豊かな発想力を持つ必要があります。商品本部は、自分のアイデアを形にしていくことができるやりがいのあるポジションです。

営業本部

SANKYOの主なお客様はパチンコパーラーです。パチンコ・パチスロ機だけでなく周辺設備を含めた総合的な提案を通じてお客様に貢献するのが営業本部です。

営業本部では、お客様とコミュニケーションを取りながら信頼を積み上げ、要望を丁寧に拾い上げて提案に活かすスキルが求められます。

製造本部

SANKYOの製造本部は製造から納品までを一手に担う重要なポジションです。

製品をただ作るのではなく、受注した製品を納品するまでの製造計画を立案し、必要な部品を調達、さらにリリース前には品質基準をクリアしているのかのチェックまで、製造部門の役割は多岐にわたります。

高品質の製品を安定的に提供できるよう、細部まで緻密な計算が求められる仕事です。

知的財産本部

SANKYOの知的財産本部は、商品を開発する中で生まれた知的財産を保護・活用する役割を担う部署です。

具体的には、会社独自の新しいアイデアや技術を抽出し、特許、意匠、商標の出願・権利化を行い、知的財産を保護し、ライセンス料などの収益を得ることを目指します。

多くの知的財産権を獲得するためには、開発者とのヒアリング、業界の情報収集、丁寧な契約業務が不可欠です。

管理本部

SANKYO管理本部には経営企画部、総務部、経理部、情報システム部、NET企画室の5つの部署が存在しています。

上場企業としての情報開示業務、国内外からの取材対応、社内規定の管理、有価証券報告書の作成、社内の基幹システムの運用、WEBサイトの管理・運用など日々重要な業務に取り組んでおり、SANKYOを支えるインフラとしての役割を担う大切なポジションです。

事業企画部

事業企画部とは、SANKYOの可能性を広げる新たな事業を企画するための役割を担う部署です。

部署の中でも最も新しい部署であり、既存の枠にとらわれない柔軟な発想や時代のニーズをくみ取る先見性が求められます。

SANKYOの評判・口コミについて

ここでは、SANKYOのインターネット上の評判や口コミを紹介していきます。

SANKYOの給与・賞与について

賞与は夏、冬とも欠かさず出ます。
このあたりは同社の強みかと思います。
営業はフルコミッションのため、頑張った分だけ給料として毎月反映されます。
如何に購買力のある得意先を担当できるかが大切で、それには販売実績とともに社内営業も必要になってきます。
（新卒/男性/営業）

基本給はかなり低いが、残業手当が全て出るので、給与は役職関係なく働いた者がもらえる感じであった
ただし、役職手当、評価による昇給はほとんど差がない
毎年昇給し、長くいれば使えない人材でも自動的に昇格するが、業績に連動して上がることもない
（中途/男性/開発）

給与・賞与についての口コミまとめ

賞与は年2回欠かさず出ており、残業代も働いた分きっちり支払われていることから、SANKYOが安定した収入が得られる職場であることがわかります。

しかし、昇給の程度や歩合については部署によって違いがあり、不満に感じている人も中にはいるようです。

SANKYOの働きがいについて

職種別採用のため、自分が求めていた業務をこなすことができる。着実にステップアップできる環境が整っている。
（中途/男性/事務）

全社で新機種のアイデアを募集するなどパチンコが好きな方であればやりがいは感じられると思います。若い人でも出世している人もいて、実力もしっかり評価されます。
外部研修があったり専門書籍を全社員が見れるのは良いと思います。
また、大きい企業だからこそ経験できるような業務もあるので成長は感じられると思います。
（中途/男性/管理）

働きがいについての口コミまとめ

SANKYOで働いている人は基本的にパチンコ・パチスロ業界に興味がある人が多いということもあり、働きがいを感じている人が多いようです。

また、職種別採用であるという点を高く評価する声もありました。

SANKYOの組織体制について

文化としてはやはりパチンコ好きな社員が多く、また他の企業と比較するとよく言えば伝統やしきたりを重んじ、悪く言うと昭和の香りがする。
（中途入社/男性）

典型的なオーナー企業でトップダウン型。社員の意見は通りにくいというか、発言しにくい環境。発言してたたかれるぐらいなら、発言しないほうが安全という社員が多い。
（中途入社/男性/事務）

組織体制ついての口コミまとめ

SANKYOの組織体制はトップダウン型で、下の意見はあまり通らないと感じている社員が多いようです。

一方で、トップが力を持っている分、意思決定が早いというメリットもあるようです。

SANKYOのワーク・ライフ・バランスについて

良いと思います。残業も少なく、メーカーなので休日もしっかり取得できます。休日出勤は無いと思います。
（中途入社/男性/管理）

部署によるが、特定の部署は休出、残業当たり前という考えをトップが持っているため調整しづらい印象。
そこ以外は比較的融通が効く。
（新卒入社/男性/開発）

営業は土日出社が多く、上司の意向によっては休みの予定も急遽出社となるので、休日の予定を立てるのが非常に困難です。
有給もあってないに等しく、営業でとっている人はほぼいないに等しいと思います。
（中途入社/男性/営業）

一般職ならば、土日祝日は休みです。水曜日はノー残業デーとしています。休日出勤はほぼありません。開発職となると、納期次第では残業も多くなりますし、休日出勤もあります。夏期休暇や年末年始の出勤がある場合もあります。夏期休暇はだいたい、お盆休みの一週間が固定。本社のみ、7月末〜8月いっぱいまで自由に取れるようです。そういう意味では、年間通してプライベートのバランスは調整しやすいと思います。
（新卒入社/女性/事務）

ワーク・ライフ・バランスついての口コミまとめ

SANKYOは完全週休二日制であり、有給も希望通り取得できるといった意見が多くありました。

しかし、営業職や開発職などの部署では「休みが取れない」「残業が多い」という意見もあり、ワーク・ライフ・バランスについては社内でも差があるというのが実情のようです。

まとめ

ここまで、パチンコメーカーのリーディングカンパニーであるSANKYOについて紹介してきました。

SANKYOは、大手ならではの安定性があり、職種別採用を実施していることもあって自身の専門スキルを高め活かせる環境が整っている職場です。

パチンコが好きな人はもちろん、仕事に安定性ややりがいを求める人にもおすすめの転職先と言えるでしょう。

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