遊技するにも働くにもとても魅力的なパチンコ。果たしてパチンコ店の営業時間はどうなっているのでしょうか？ここでは、パチンコ店で遊技する側と働く側の立場からまとめてみることにします。

パチンコ店の営業時間について

まず結論から言うと、営業時間は店舗ごとに違います。店舗ごとと表現するよりも、「都道府県ごとに違う。」と言った方がより正確かもしれません。と言うのも、都道府県ごとの条例や組合の決まりにより営業時間が異なるからです。特に都心で生活している人からすると、10時オープンが普通かと思いがちですが、地域によっては9時開店や24時閉店もあります。それではパチンコ店が都道府県により、どのような営業時間が決められているのか、詳しく見ていきましょう。

都道府県別営業時間の一覧

まず47都道府県でどのような営業時間が決まっているのか見てみましょう。

このように全国では宮城県の16時間営業が最長となっており、かなり長いと言えます。一般的には13時間や14時間の地域が多く、それより長い地域が特殊になります。

営業時間が異なる理由

ではなぜこのように都道府県ごとに営業時間が違うのでしょうか？

パチンコ店は風営法により射幸心を煽るおそれのある遊技には制限がかけられています。それが営業時間で、パチンコ店は深夜1時までには必ず閉店しなければならない規則となっております。三重県で年末行われるオールナイト営業を除き、原則としてパチンコ店は深夜に営業することはありません。

ただこの風営法には細かい開店時間や閉店時間が決められていません。ですので、営業時間に関しては風営法とは別に各都道府県の条例により決められています。他県に行くと営業時間が違うのはこれが理由で、基本的に地域で1店舗だけ営業時間が違うなどということはありません。

遅い開店、早い閉店

地域ごとに営業時間が定められているということはお分かりになったと思います。それでは、ある店舗（例：東京のA店）の営業時間が10時から23時の13時間だったとして、毎日13時間営業でしょうか？答えは「必ずしもそうとは限らない。」となります。以下の場合、通常の営業時間と異なる場合があります。

①12時開店などの遅めの開店

例えば装飾変更・設備メンテナンスなどを理由に12時オープンなど時差で開店することもあります。このような理由があれば、遅く開くことに関しては特に問題ないところが多いです。また、リニューアルオープンの際に、17時開店などにする店舗もあります。条例で朝9時開店、10時開店など決められている場合、それより早く開店することは出来ませんが、遅く開店する分に決まりは無いです。もちろん時差開店したから、営業時間が深夜に食い込むことはなく、基本的には閉店時間も同じことがほとんどになります。

②21時などの早めの閉店

同じ理由で早く閉めることにも決まりがなく、年末の31日は多くのホールが20時や21時閉店にしていることも多いです。遅い開店、早い閉店のケースがありますが、基本的には時差開店で集客をしようと考える以外は、フルタイムでオープンしていることがほとんどです。

ここまで、一般的なパチンコ店の営業時間についてみました。次は遊技者と労働者の立場から、より具体的に営業時間について見てみましょう。

遊技者視点から見る営業時間について

まず確認しておくのが、営業時間とは「お客が店舗で過ごせる時間」です。つまり来店から退店までの時間帯のことです。

営業時間＝遊技可能時間ではない

ここで気を付けなければならないことは、「営業時間＝遊技可能時間ではない」ということです。これはどういうことでしょうか？ある店舗（例：東京のA店）は23時閉店ですので、23時閉店のケースで見てみましょう。23時閉店とは、全ての客がホールから出る時間です。パチンコの遊技を終えたあと後にも景品交換などで時間がかかるので、ほとんどのホールではそれより前に打ち止めになります。23時閉店の場合は、22時45分～22時50分には遊戯終了しなければならなくなります。23時まで遊戯をしていた場合、景品交換など済ませたら23:15頃になってしまうからです。10分程度だとほとんど変わりはありませんが、取り切れる前提などで打ち始める場合には細かい終了時間を知っておく必要があります。また再プレイが可能で、会員カードがあるホールでは貯玉する場合、延長して打つことも可能です。会員カードに貯玉などをしない場合は、22:45には遊技を終えなければならない店舗がほとんどです。ただ、会員カードに貯玉をし、交換は翌日以降にする場合は、22:55まで打つことも可能な場合があります。景品カウンターに並ぶ時間も結構待つ場合があるので、夜まで打つことが多い人は会員カードを作り再プレイした方が間違いなく便利です。

このような理由から、「営業時間＝遊技可能時間ではない」ということです。遅い時間帯から打ち始めて、22:40頃に確変を引いたものの、初回分しか回収できないなどのケースもありますので、閉店時遊技を終了するタイミングもしっかり考えなければなりません。

営業時間開始＝遊技開始時間でない場合もある

気を付けなければならないのは、閉店時だけではありません。開店時も気を付けなければなりません。これは「営業時間開始とともに必ずしも打ち始められるとは限らない。」ということです。さほど気にする内容ではありませんが、「必ず営業開始の10時から打ちたい」と思う人は以下の点も忘れないでおいてください。朝の開店時の入場のルールは店舗ごとに違います。例えば、10時開店前の9時ごろから整理券などを配布している店舗もあります。ですので、入場のルールを把握していないと整理券をもらうことができません。整理券の事を全くわからずに10時ちょっと前に店に行っても、すでに何十人、場合によっては何百人もの行列ができている事もあります。

10時から入店を開始する店舗でしたら、この時点ですでに入店するまでに時間がかかり、10時遊技開始などとうてい難しくなってしまいます。営業時間の10分前から整理券の順番で入店する店舗もありますが、そうだったとしてもやはり10時から遊技するのは難しいでしょう。整理券などが配布される店舗では、そのような情報をしっかり把握しておく必要があります。ただ、整理券も会員限定というルールの店舗もあるので、整理券のために9時に店に行ったけど、会員カードがないため整理券をもらえず無駄足をしてしまわないよう気を付けましょう。

以上が、遊技者の立場から営業時間についてになります。

労働者視点から見る営業時間について

それでは労働者の視点からも営業時間について考えてみましょう。

アルバイトの立場で見る営業時間

まずは当たり前のことですが、「営業時間＝勤務時間」ではないということです。10時から23時までを営業時間とするお店があったとして、10時から23時の13時間働くという事はありません。また「営業開始時間＝勤務開始時間」ではありませんし、「営業終了時間＝勤務終了時間」というわけでもありません。それは、営業前には営業の準備を前もってする必要がありますし、営業終了後は片付けや次の日の準備などがあるためです。ですので、一般的な勤務時間は以下のようなケースが多いです。

―勤務時間

1日あたりの勤務時間は7～8時間が一般的です。なかには、3～5時間の短時間勤務を導入している店舗もあります。地域や店舗によって営業時間は異なりますが、多くの場合、営業時間は10～23時です。勤務体制は正社員・アルバイトともに早番と遅番の2交代制が一般的です。ピークの時間帯には早番・中番・遅番の3交代制を採用している店舗もあります。

▼2交代制の例　※各1時間の休憩含む

早番　09：00～17：00

遅番　17：00～24：00

▼3交代制の例　※各1時間の休憩含む

早番　09：00～17：00

中番　12：00～20：00

遅番　17：00～24：00

このように、アルバイトは「開店前は、営業時間の１時間前にスタッフミーティング、その後開店準備」、「閉店後は片付け、次の日の準備、スタッフミーティングをし、閉店１時間後に勤務終了」というパターンが多いです。

正社員の立場で見る営業時間

それでは正社員の場合はどうでしょうか？基本的にはアルバイトと同じですが、正社員の場合、スタッフミーティングの事前準備やイベント考案、POP作り、アルバイトでは処理できない案件など、店の戸締り等があるため、「アルバイトより早く出勤」、「アルバイトより遅く退勤」が日常です。

その他とまとめ

閉店時間直前に当たりがでた場合はどうなるの？

ほとんどのパチンコ店は、閉店時間になった時点で大当たり中以外は打ち止めです。 ただし、閉店時間丁度にリーチがかかったら、そのリーチは有効で大当たりすれば打てます。 外せば打ち止め。 たとえ保留玉で当ったとしても、閉店時間後の大当たりは無効です。 大当たり終了後の保留玉１回転目で当っても無効。 確変でも同じで、保障もありません。

まとめ

このように、遊技するにも働くにもとても魅力的なパチンコの営業時間についてまとめて見ました。遊技する側も働く側も、営業時間についてしっかり理解し、有意義な時間を過ごしましょう。

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