アルバイトを探している人は世の中にたくさんいます。また、探していく上で「時間に融通が効く方がいい」「早番(遅番)のみがいい」「高時給がいい」「祝日のみしか出られない」などそれぞれ求めている条件もあるかと思います。しかし初めてアルバイトをする人や、経験が豊富ではない人は、いったいどの仕事が自分の求める条件で働ける仕事なのか、判断したり、探すのは難しいかと思います。ここではたくさんある職種の中で「高時給」「好条件」にフォーカスし、その条件に当てはまるパチンコ店のホールスタッフについてご紹介したいと思います。
目次
パチンコ店の仕事はどんな仕事?
パチンコ店では一体どんな仕事をするのでしょうか?パチンコやパチスロをしたことがない人にとっては未知の世界かと思います。パチンコ店での仕事は大きく分けると、ホール業務、カウンター業務、カフェ業務、清掃業務の4つになります。
ホール業務
来店したお客さまの対応やサポートを行う業務です。お客さまが快適に遊戯できるようサポートをしたり、また不正行為が発生しないよう巡回を強化したりと、アルバイトも多く活躍する業務です。なお、パチンコの玉運びもホール業務の一環ですが、最近は台ごとに自動計算機が付いている店舗も増えているため、スタッフによる玉運びが必要ない店舗もあります。
カウンター業務
持ち玉やメダルを景品に交換する業務です。併せて、景品の在庫管理や棚卸などの業務も行います。店舗によっては専任スタッフを配置しているところやホールで経験を積んだスタッフを配置しているところもあります。
カフェ業務
パチンコ店内にカフェが併設されている店舗において、お客さまへの声掛けをしたり注文があったドリンクを提供したりする業務です。店舗によってはカフェ業務を外注する場合もあります。
清掃業務
パチンコ台や通路、トイレなどの清掃を行う業務です。カフェ業務同様、店舗によっては外注することもあります。
この4つのうち、ホール業務を行うスタッフを一般的に、ホールスタッフと呼びます。
パチンコ店の雇用形態
パチンコ店の雇用形態としては、ホール(店舗)により異なりますが、大きく分けて「正社員」「アルバイト・パート」「短期バイト」に分かれることが多いです。
正社員
正社員は基本的に8時間労働で、月8日の休み、ボーナス有りの場合が多いです。近年の人材不足から福利厚生はしっかりしており、独身寮まで設置しているパチンコ店もあります。しかし正社員だと新台入替の際などに多少の残業や休日出勤も発生する場合もあり、さらに全国展開するチェーン店であれば全国転勤があったりします。
その反面、頑張り次第では若くして出世する事も可能で、30代で店長やエリア長という人も少なからずいらっしゃります。業務内容としては、事務的な仕事、シフト管理や売上管理などの店舗運営業務があります。昨今は人件費削減の一環として、正社員もホールスタッフとして活躍することが多いです。
アルバイト・パート
アルバイト・パートは「早番」「遅番」を基本シフトとしています。店舗によっては、「中番」「◯時から」など時間を選んで仕事をすることも可能です。
基本は時給なので生活スタイルに合わせて調整ができるのが特徴になります。実際に主婦や学生も多く、他の職種に比べ時給も高いので、稼ぎたい人にはオススメになります。また、アルバイトのほとんどはホールスタッフとして働きます。カウンター業務は時間帯にもよりますが、1か所につきだいたい1名〜2名の女性を配置することが多いです。
短時間バイト(主に夜間清掃)
先のパート・アルバイトとは違い、それよりも更に時間が短いアルバイトになります。接客はせず、主に閉店後のトイレ・台・ホール内清掃などを行います。勤務時間は1時間~2時間が基本ですが、それでも時給はかなり高く、深夜に働きたい学生や主婦に人気です。
上記の雇用形態の中、自分のタイミングに合う時間に仕事をすることが可能なのでしょうか?パチンコ店で働く際の勤務時間を見ていきましょう。
勤務時間
1日あたりの勤務時間は7~8時間が一般的です。なかには、3~5時間の短時間勤務を導入している店舗もあります。営業時間は地域や店舗によって異なりますが、多くの場合、営業時間は10~23時です。勤務体制は正社員・アルバイトともに早番と遅番の2交代制が一般的です。ピークの時間帯には早番・中番・遅番の3交代制を採用している店舗もあります。
▼2交代制の例 ※各1時間の休憩含む
早番 09:00~17:00
遅番 17:00~24:00
▼3交代制の例 ※各1時間の休憩含む
早番 09:00~17:00
中番 12:00~20:00
遅番 17:00~24:00
勤務曜日
パチンコ店は余程の例外を除き、年中無休です。そんな中で、アルバイトホールスタッフとして働く場合、「曜日を固定してシフトを提出するケース」と、「出勤したい日を、半月や1ヶ月ごとに事前に提出するケース」が多いです。
例1:土日(早番)・火水金(遅番)
例2:7月1日・4日・6〜8日・11日・14日
まれに急な欠勤が出た際、空いた枠に入れるか打診されることもあります。ただ、固定シフトで希望している場合は、強制的にその枠に入れられるというようなことはありません。入れるかどうかはあくまで個人の判断です。どの曜日でも予算から、お店を回すために必要な人数が決まっており、勤務できる人で埋めていくという流れになります。シフトは半月、もしくは1か月ごとに出て、残業はほとんどなく定時で退勤できるので、アルバイト以外のスケジュールも立てやすいです。ですので、比較的自分に合うタイミングで仕事をしやすい職種のひとつになります。
時給や手当
「パチンコ店は高時給」とよく聞きますが、実際はどうなのでしょうか。
都内のパチンコ店平均時給はだいたい、1,100円~1,500円の範囲が多く。他の地域でも「1,000円以上」というように、他の職種に比べ時給は高め(2021年7月現在)になります。
【土日祝】【22時以降】は時給が上がるところもあり、シフトにたくさん入れば入るほど稼げます。スタッフをまとめるリーダーの役職に就くと、手当てが支給されるケースもあるため、求人情報で事前にチェックしておきましょう。
その他の待遇や福利厚生も充実しています。
◆履歴書不要
◆社会保険完備(規定有)
◆昇給あり
◆交通費規定支給
◆制服貸与
◆定期健康診断(規定有)
◆車通勤OK
◆有給・育児休暇
勤務前の不安に関して
自分でパチンコやらないけど大丈夫?
「パチンコ店で働く人=パチンコをやる人」というわけではありません。確かにパチンコをやる人も多いですが、0からスタートする人もたくさんいらっしゃります。
とくにアルバイトに関してはパチンコをやらずともできる仕事内容が多いです。もちろん、知識があった方が慣れるのは早いかもしれませんが、結局は適応力が肝となりますので、一生懸命覚えることさえ怠らなければ何も問題ございません。
ただし現場は、刺激的な光と音を浴びることが多い場所になりますので、身体に負荷がかかってくるのは避けられません。
怖い人が多いイメージがある
パチンコ店には怖い人が多いというイメージがあるかもしれません。たしかに1990年代にはそういうイメージを持たれておりましたし、実際に怖いお客様もいらっしゃりました。しかし、パチンコ店も過去にあった悪いイメージの脱却に力を入れた結果、現在そのようなお客さまはほぼゼロになりました。普通に仕事していれば何事もなく仕事ができると思います。たしかに負けてしまったお客様の一部がイライラしていることはあるかもしれませんが、そういった人の心も和ませるような笑顔と接客こそが店員の腕の見せ所になります。怖い人が多いというのは、完全に過去のイメージですので安心してください。
コロナ禍の現在、不特定多数の人がいるパチンコ店って大丈夫?
昨今から続いているコロナの苦い経験から、どのパチンコ店でも感染防止対策を徹底的に講じてます。消毒・換気はもちろんの事、空き台の消毒、台ごとにパーテーションをおく対策とっております。お客さま自体もマスクなしでは入店することすらできません。
またパチンコやパチスロ自体個人で遊戯をするものであり、お客様同士の会話は余程のことがない限り発生しません。ほとんどのお客さまはお店に入ってから一言も発せずに退店されます。そのため、2022年7月現在、パチンコ店でのクラスター報告は0件となっております。
さらに現在ではドル箱を積まずに、自動計数機を採用している店舗も多く、その結果不特定多数の人が玉にさわるということがほとんどなくなりました。(自動計数機によって計測された球やメダルは、研磨器等ですべて洗浄されます。
改正健康増進法の全面施行(2020年4月1日より)により、原則パチンコ店・パチスロ店での喫煙は禁止されました。店内は禁煙になったので、副流煙にのってウイルスが拡散されることがほとんどありません。ですのでお客様も安心に遊戯をできるばかりでなく、店舗側スタッフの安全も保障されてるといえます。
パチンコ店で働くメリット
転職の際にネックになるのが学歴や経験ですが、パチンコ店の求人は基本的に『学歴・経験不問』のことがおおく、重要視されません。資格もいらなければ未経験でもOKです。これは求職者にとっては大きなメリットと言えます。そしてそれに繋がるのが「どんな人でも高給取りになれる」ということで、学歴・経験がなくとも早くに高い給料を得ることができます。
パチンコ店従事者の給料は地域水準よりもかなり高く、金額だけ見れば公務員よりも高いです。全ての地域・店舗に当てはまるわけではありませんが、パチンコ店で働くメリットとして『高い給料』があるということを覚えておきましょう。またパチンコ店で磨かれた接客スキルは、どの仕事でも活用できます。笑顔という面ではどの接客にも通用しますし、パチンコ店の立ちっぱなしというスタイルは他の立ち仕事でも通用します。ですので『スキルアップ』という意味でも、パチンコ店の仕事を経験することはアルバイトやパートであっても大きなメリットがあります。
実際に働いた方からの感想
大学の先輩の薦めで、パチンコバイトを始めました。働く前はなんとなく怖いイメージがありましたが、実際は綺麗で雰囲気の良い職場だったのでびっくり。女性でも全然平気でした。高時給でシフトの融通が効くので、時間があって稼ぎたい時にはがっつり、勉強や遊びで忙しい時はちょっとだけ。そういうペース配分ができるのも嬉しいですね。(パチンコ未経験者21歳/女性/大学生)
普段からよく通っていたパチンコ店で働き始めました。パチンコを打つのは好きだけど、仕事となるとどうかな?という心配はあったんですが、いざやってみると楽しく、どんどんシフトを入れていったので、けっこう稼ぐことができました。アルバイトでの頑張りが認めてもらえたようで、来月には正社員として採用される予定です。(パチンコ経験者24歳/男性/フリーター)
時給がよく、夜になるとさらに時給が上がるので効率よく稼げました(20歳/大学3年/男性)
シフトは半月ごとの提出だったため融通が効きやすく、学業や趣味と両立しやすい環境でした(21歳/大学4年/男性)
事前の研修やマニュアルがしっかりしていたので、安心して働き始めることができました(24歳/アルバイト/女性)
基本的に作業は同じことの繰り返しなので、覚えて慣れてしまえばラクだと感じました(21歳/アルバイト/女性)
ホール内の巡回やカウンター業務をしていました。トラブルを避けるためにも礼儀や言葉遣いのマナーが身に付き、その後の就活にも役立ちました(21歳/大学4年/男性)
パチンコ店アルバイトは時給が高く、営業時間が長いためシフトの融通が効きやすいという声が多いです。また、研修制度などもあり、最初は大変でも覚えてしまえば比較的ラクという評価もあります。そのため、パチンコに詳しくない人や、初めての人でも挑戦しやすいところもメリットです。
メリットまとめ
・学歴・経験不問で採用されやすい
・時給が高いのでガッツリ稼げる
・パチンコ店での接客スキルは他の仕事でも通用する
・シフトが組みやすい
・慣れてしまえば楽である
・場合によっては正社員として雇用される
パチンコ店で働くデメリット
それでは逆にパチンコ店で働くデメリットは何でしょうか。特に大きいのは『世間的にイメージが良くない』ということにつきます。自分の使える小遣いの中で、適度に遊ぶにはなんの問題もないのですが、のめり込みすぎて中毒になる人が出たり、打ちたいがために借金をして身を壊したりする方もいらっしゃるので、そのような方が目立つことで悪いイメージがついてしまっています。
また、重いドル箱や台を運んだり、パチンコ店特有の光や音などによる『肉体的ダメージ』『精神的ダメージ』は少なからずあると言えるでしょう。
デメリットまとめ
・社会的なイメージが良くない場合がある
・光や音などによる精神的なダメージ
FAQ
Q.パチンコバイトは体力的にキツいと聞きますが本当ですか?
A.休日やファン感謝デーなど忙しい日はありますが、慣れてくれば特に苦を感じることはありません。スムーズに業務をこなせるようになり、さほどキツく感じないでしょう。「玉運び」のような力仕事がない店も多いので、体力に自信のない方も安心です。
Q.働いている時に、タバコの煙は気になりませんか?
A.コロナ禍により換気システムはっていされており、基本的に全店禁煙で、喫煙は喫煙スペースのみになりますので、働いている最中に気になることはほぼありません。
Q.パチンコ経験が無くてもバイトできますか?
A.全く問題ございません。ある程度パチンコやパチスロの知識があった方が、慣れるのが早いですが、働き始めてから学んでもなんの問題もございません。社員や先輩アルバイトが丁寧に教えてくれますので、わからないことはすぐに聞くようにしましょう。中には5年間働いたけど、自分では全く打ったことがないスタッフもいらっしゃります。
Q.女性でも安心して働けますか?
A.もちろんです。パチンコ店アルバイトというと一般的に男性スタッフのイメージが強いかもしれませんが、もちろん女性スタッフも活躍しています。パチンコバイトの主な業務は、ホールスタッフ、カウンタースタッフ、カフェスタッフに別れていて、カウンタースタッフ、カフェスタッフはほとんどが女性担当になります。パチンコ台の清掃やパチンコ玉を運ぶホールスタッフの担当になる場合もありますが、重たい物を持つのは自信がない、という場合は事前に相談も可能です。
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