2023年6月1日より大幅に緩和されたパチンコ総量規制。この緩和は、多くのパチンコファンにとって朗報で、「MAX機の再来」と大きな話題になっているのです。
詳細について見ていきましょう。
目次
2023年6月の総量規制について
パチンコ台の総量規制とは
パチンコ台には総量規制が設けられております。パチンコ台における総量とは、「大当たりまたはRUSH1回あたりの期待出玉」を指しております。規制はパチンコ依存症や不健全なギャンブルの促進を防ぐことを目的とした、パチンコ業界に対する規制の一環です。
パチンコ総量規制の緩和内容
これまでパチンコ台は、総量規制により「大当たりまたはRUSH1回あたりの期待出玉」が6,400発を超える台を作ることができませんでした。しかし、2023年6月1日より規制が大幅に緩和され、上限が6,400発→9,600発の約1.5倍になります。
対象機種の含意
総量規制は、すべての機種が対象ではありません。ミドルスペック(1/320以上)の機種は対象外です。具体的な対象機種は、以下のとおりです。
・Cタイムを非搭載
・P機&e機
・初当り1/200未満(ライトミドル・甘デジなど)
ホールへの登場時期
2023年6月頃から遊技機メーカーによる保安通信協会への持ち込みが開始されるため、ホールに登場するのは2023年末頃になる見通しです。
規制前と規制後の変化点
総量規制の変更により、対象機種の「大当たりまたはRUSH1回あたりの期待出玉」は6,400発→9,600発(約1.5倍)が上限になります。
今回の変更により、これまでの総量規制では限界であった「1,500発×81%ループ」が、計算上「1,500発×84.4%」ループまで可能となります。大当たりやRUSH突入後の継続率が高まることで、これまでにない多種多様な機種の開発が期待できるのです。
スマスロとは?
「スマスロ」とは、「スマートスロット」の略語で、メダルを使わないパチスロ機です。従来、メダルの枚数で行っていた出玉の管理をICカードで行います。
ICカードで出玉の管理が行えるため、出玉の枚数監理やメダル投入などが不要になり、従来機より手間を減らして遊戯できます。
スマスロと従来の機種の違い
スマスロと従来の機種の3つの違いを紹介いたします。
メダルを使わずICカードで監理
上述の通り、メダルの枚数で行っていた出玉の管理をICカードで行います。メダルに触れることがなく遊戯を行えるため、衛生面のメリットがあります。また、メダル投入や計数が不要となり、利便性があがります。
有利区間が、「上限なし」に緩和している
現行のART、AT機には有利区分が設定されております。有利区間とは、ART、ATなどの抽選を受けられる区間です。有利区分により上限が設定されている最大ゲーム数や獲得枚数は内規によって異なりますが、6.5号機では「最大4,000G」「最大差枚2,400枚獲得」が上限となっております。
この有利区間の上限がスマスロでは無制限となっております。上限が無くなることで、より遊戯を奥深く楽しめます。
コンプリート機能が搭載されている
スマスロにはコンプリート機能が搭載されています。コンプリート機能とは、決まった玉数・枚数に到達すると稼働が停止し打ち止めになる機能のことです。スロットでは、差枚の低いところから測定し、上限1万9,000枚まで至ると打ち止めになります。
1万9,000枚に至る前の1万8,500枚に到達したときに、残り500枚である旨を発報する仕様が義務付けられています。そのため、利用者はもうすぐメダルの打ち止めになることがわかり、ギャンブル性を抑えるために設けている機能になります。
スマスロのメリット
メダルが出ない仕様となったことで、ドル箱を積みたい人には少し寂しいかもしれませんが、スマスロには多くのメリットがあります。
メダルに触れる必要がなく衛生的
スロットのメダルは様々な人が触れており、汚れや菌が付着している可能性があります。直接メダルに触れず遊技できるため、衛生面で大きなメリットがあります。
メダル投入や払い出しの時間が不要になる
メダルの投入や払い出しをしなくて良いので、遊技できる時間が増加します。特に設定の良い台を確保した際には、少しでも効率良く回したくなりものです。手動で行う作業が削減されるため、遊技に専念できます。
台移動の際にメダルを運ぶ必要が無い
台を移動する際に、ドル箱が溜まっていると面倒です。スマスロはICカードと移動するだけで楽に移動できるため、利便性が高まります。
メダルの別積みがなくなり盗難の心配がない
物理的なメダルの枚数で換金される従来のスロットでは、遊戯中もメダルの盗難や紛失の恐れがあります。スマスロはICカードにより枚数が可視化されており、安心して遊技を続けることができます。
2023年9月25日の広告規制について
元々、パチンコ業界における広告規制はとても厳しい内容でしたが、2022年12月23日に警視庁から、各都道府県警察および業界団体に広告規制の通達文が発出されました。
https://www.npa.go.jp/laws/notification/seian/hoan/hoan20221223.pdf
それを受け、ホール4団体(全日遊連、日遊協、MIRAI、余暇進)は、2023年9月25日に「業界として禁止とする広告宣伝について(第2報)」を発表、同年4月に発出した「第1報」に次ぐものとして、新たな広告宣伝の禁止事項を発表しております。
規制前と規制後の変化点
「業界として禁止とする広告宣伝について(第2報)」で禁止と明言された内容は、以下の3点になります。
1.ホールの設定状況を示唆することを目的として、第三者が公約系サイトやホール取材サイト、SNS等で用いている図柄等を表示すること
2.特定機種と関連付けることにより設定を連想させる図柄等(レインボー柄やキリン柄等)を表示すること
3.特定機種の時差開放の告知について、対象機種やコーナー等を日替わりで表示すること、又は同一機種内の一部の遊技機を対象として表示すること
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