パチンコ・パチスロに興味のある人は、回収率について知りたいと思うかもしれません。競馬との比較を通じて、パチンコ・パチスロの回収率について考えてみましょう。還元率という似たような言葉についても、簡単にまとめてみましたのでご覧ください。
回収率とは?
一般的な回収率とは?
「回収率」とは、与えられた条件下での回収できた割合を指す言葉であり、生活の多くの場面で使われています。アンケートなどでも頻繁に使用され、回収率は「回収できた枚数÷配った枚数」で表すことができます。パーセントで表した場合、最大100%、最小0%となります。
また、競馬や宝くじ、パチンコ・パチスロ、投資などでも回収率は使われます。これらの場合、回収率は「回収できた金額÷払った金額」となります。回収率が100%の場合はトントンであり、それ以下の場合は損、それ以上は得と言えます。
回収率は、収支を正しく管理するために必要な指標であり、資金配分や投資判断を行う上でも欠かせない要素です。しかし、回収率だけを見て判断することはできないため、見逃しがちな点もあります。
例えば、「勝ち負けだけを追求する」といった過剰な意識がある場合、回収率が高くても収益が出ないことがあります。
また、回収率にはトレードや投資スタイルによって大きな違いが出ます。例えば、小額で取引するトレーダーにとって、回収率はあまり意味がありません。
一方、数十億円単位で投資を行うファンドマネージャーにとっては、回収率の数十パーセント差でも大きな差になります。
したがって、回収率を見るだけで投資やトレードを判断することはできません。しっかりとした分析や情報収集が必要となります。また、自身のリスク許容度や投資スタイルに合わせた回収率を目指すことも重要です。
回収率をきちんと把握することが、収支やリターンを最大化するためには欠かせないスキルと言えます。
競馬における回収率
競馬について、より具体的な例を挙げて説明します。
競馬の楽しみ方は人それぞれですが、馬券で勝ちたいと思うならば、「回収率」が非常に重要となります。
回収率は、馬券の収支を判断する指標のようなもので、100%を基準とし、それを下回ると「負け」、上回ると「勝ち」と言えます。具体的には、購入した馬券の払戻金額を、購入した金額で割り、100をかけたものが回収率となります。
一方、「的中率」という言葉も使われます。文字通り、馬券が的中した率という意味なのですが、実は定義はやや曖昧です。自分が馬券を購入したレース数に対する的中数なのか、もしくは購入した買い目の数に対する的中数なのか。一般的には前者としてとらえられますが、いずれにしても収支の勝ち負けを語る上ではあまり関係がない指標といえます。
的中率は、一般的には馬券購入したレース数に対する的中レース数の割合で、どんなに高くてもプラス収支とは限りません。
例えば、1日12レースで馬券を買い、8つのレースで的中したとしましょう。
レース単位でみた的中率は約67%で、これはかなり立派な数字です。しかし、もし回収率が100%に達していないのであれば「負け」です。
一方、12レース中1レースしか的中できなかったとしても、回収率が101%であったとしたら「勝ち」です。
的中率はわずか約8.3%ですが、確実に儲かったことを意味します。したがって、競馬で勝つには、とにかく回収率を上げることが必要です。より当たりそうなレースを選ぶ、効率的な買い方をするなど、様々な工夫が必要となります。
的中率が高いから必ずしも儲けにつながるわけではないことと同様に、回収率が高いから必ずしも大きな儲けにつながるわけではありません。
例1)1万円の資金をすべて単勝にかけ、2.0倍の馬券が当たったとしましょう。
この場合、回収率は200%となります。資金1万円のうち、半分の5000円を単勝にかけ、もう半分は別の式(馬連など)を購入して外れた場合、回収率は100%となります。払戻金額同様、回収率も半分となります。
1レース単位で考えると、回収率が高い方が儲かることになります。しかしながら、複数のレースや長期的な視点で馬券収支を考える場合は、回収率だけでは儲けを正確に測ることができません。
例2)1年間のトータル払戻金額が110万円で、総購入金額が100万円だったとしましょう。
この場合、回収率は110%となり、純利益は10万円です。先に挙げた購入例1のケースは、回収率は200%ですが、純利益は1万円です。したがって、この2つの場合を比較すると、回収率110%の方が、回収率200%よりも多くの払戻金額を獲得できたことになります。
儲けの実態を正確に把握するには、回収率だけでなく、総購入金額も考慮する必要があります。1レース単位では爆発的な回収率を獲得できるかもしれませんが、1年単位などの長期的な視点で考えると、それは難しくなります。したがって、競馬で収益を上げるためには、回収率を上げるだけでなく、<総購入金額を増やす>つまり<大きなベットをすること>が必要です。毎週馬券を買い、1年単位で収益を出せたら、素晴らしい成績だと言えます。
パチンコ・パチスロにおける回収率と儲けの違い
それではパチンコ・パチスロでも<大きなベットをすること>ということでできるのでしょうか?パチンコ・パチスロでは費用がかさむことはあっても、競馬みたいに<大きなベットをすること>というのはルール上できません。
ですのでパチンコ・パチスロで回収率をあげ、儲けにつなげるためには<初期投資をいかに減らし、回収をより多くできるか>につきます。さらにそれを持続することによって、儲けも大きくなるという考え方になります。
それでは初期投資をどうやって減らせるのかについて、次の項目で回収率と似た還元率についてふれながら考えていきたいと思います。
パチンコ・パチスロはどうやったら初期投資を減らせるのでしょうか?
それを見る前に、還元率と回収率について確認してみましょう。
還元率と回収率
「還元率」とは、支払った金額に対してどのくらい返ってくるのかを示す「戻り率」のことです。例えば、パチンコやパチスロでは、一般的に還元率が80%~85%と言われています。つまり、1万円を使うと、約8,000円~8,500円が戻ってくるということです。ただし、還元率は平均値であるため、必ずしも1万円使って8000円~8500円が戻ってくるとは限りません。
前述したように、回収率が100%を超えない限り、儲けには繋がりません。パチンコやパチスロの還元率が80%~85%である場合、回収率が100%を超えるのかという疑問が生じます。しかしこの場合、還元率は平均値に過ぎず、努力次第で十分に回収率を100%以上にできる可能性があります。
では、どのようにすれば回収率を高められるのでしょうか?
パチンコ・パチスロでの回収率の上げ方
パチンコでは、回転数の多い台を選ぶことが重要です。
たとえば、同じ1000円でも、20回転する台よりも30回転する台を選ぶ方が、勝率を上げることができます。回転数が多いと、大当たりの確率も高くなるため、よく回る台を選ぶことがポイントです。また、ハンドルの強弱を利用することで、入りやすさを上げることもできます。ホールの特徴を把握して、角台にいい台が置いてあるホールや、角2番目にいい台が置いてあるホールなどを見つけることも大切です。行き慣れたホールであれば、見極めるのは難しくないでしょう。
データを参考にすることも大切です。
最近のパチンコホールでは、過去数日間の履歴データを残す場所が多くなっています。総回転数や大当たり回数から大当たりの確率を計算し、台の調子が上昇傾向にあるか、下降傾向にあるかなどを分析することができます。ただし、確率は長期的な平均値であることに注意しなければなりません。また、機種の演出に熟知していれば、設定6の確定演出や高設定の確定演出を判断することもできます。パチンコでは回転数、パチスロでは高設定が勝率を上げる重要な要素であるため、このようなデータは押さえておきたいところです。
諦める勇気も持つことが大切です。
大当たりが全然出ず、お金だけが減っていく中で、あと1万円だけと思ってつぎ込んでしまうことがあります。しかし、短期的な勝敗だけでなく、長期的に勝ち続けることが大切です。そのため、調子の悪い台にお金を注ぎ込むのではなく、場合によっては「今日は諦める」という選択をすることも必要です。
まとめ
上述のように、パチンコ・パチスロでの回収率は<初期投資を減らし、回収を増やす>ことによって大きく影響されることがわかりました。 健康的なプレイを楽しむためには、優良台を探してプレイし、また、調子が悪くてもそれ以上の出費が無駄になると判断したら、勇気を持って諦めることも重要です。
職種別に人気エリアから探す
こだわりの条件で探す
仕事術、トレンド記事も随時更新!
お役立ちコンテンツ
仕事術、トレンド記事も随時更新!