パチンコ業界で働き始めるのに何か必要な資格はあるのでしょうか?
結論としては、パチンコ業界で働き始めるのに資格は不要です。職歴問わずの求人募集も多く、資格や経験が無くてもすぐに働き始められることが期待できます。
パチンコ業界でキャリアアップしていく中で、求められる資格がいくつかありますが、就業後に必要となった場面で取得していくことがほとんどです。
パチンコ店舗でキャリアアップする、パチンコ店舗を運営していく、メーカーで企画開発を行うなど、キャリアによって必要な資格は様々です。
本記事では、パチンコ業界の中でも店舗でキャリアアップするのに役に立つ資格と、資格毎の特性を紹介いたします。
目次
パチンコ業界で役に立つ資格は?
パチンコホールで役に立つ資格として、一般社団法人サービスマイスター協会が主催する「サービスマイスター認定資格」があります。
パチンコホールで接客業務を行うスタッフや、スタッフを育成する管理・監督職を対象とした認定資格です。
ビジネスマナー、接客技術、クレーム対応、リーダーシップや部下の指導方法など、幅広いジャンルのスキルを学ぶことができます。
パチンコ業界で役立つ資格①:遊技機取扱主任者
「遊技機取扱主任者」とは、遊技機(パチンコ・スロット台)の設置や、保守、点検を行う為の資格です。資格を取得することで、遊技台をチェックする仕事を行えます。
パチンコ店では、遊技機を適正に取り扱うために、遊技機取扱主任者を専任しなくてはなりません。パチンコ店にとって最も大切な遊戯台の新台入替や保守・点検ができるため、資格を取得することで重要な役割を担うことができるのです。
パチンコ店を運営するにあたり、遊技機取扱主任者は必要不可欠となります。資格を取得することで、パチンコ業界で重宝される人気の資格です。
遊技機取扱主任者の講習及び試験は、一般社団法人 日本遊技関連事業協会が主催しており、試験では遊技機の取り扱いに関する知識全般・法令・実務内容が問われます。試験の合格率は8割程度です。
パチンコ業界で役立つ資格②:パチンコ店舗管理者実務能力検定(P能検定)
「パチンコ店舗管理者実務能力検定試験(P能検)」は、パチンコ店店長・店長候補者のための実力診断試験です。P能検は、全受験者の成績を集計して、受験者、受験企業の成績表として可視化されます。
自店・自社・他社のパチンコ店勤務者を含め、自分・自社の実務能力はどの程度の位置にいるのか把握できます。また、強みと弱みが明確になることで、自己学習、教育計画策定のツールとして活用できることが大きな特徴です。
P能検試験で良い成績を残すことで、昇進昇格といった社内の評価制度に組み込み、活用する企業もあります。店長を目指す主任層や、実力を確認したい経営者層が受験するケースもみられます。
P検定試験の内容は、一般常識、業界知識、計数管理、顧客サービス、経営マネジメント、マーケティング、労務管理の7科目から100問を4者択一方式で出題される筆記テストです。年に1回開催されております。
パチンコ業界で役立つ資格③:防火管理者
パチンコ店は消防法が定める所の防火対象物に該当し、運営するには「防火管理者」の選任が義務付けられています。
選任された防火管理者は、火災等による被害を防止するため、消防計画書の作成や、防火管理業務の役割分担、定期的な避難訓練の実施など、重要な役割が求められます。
防火管理者は消防法が定める国家資格です。「甲種」と「乙種」の分類があり、選任できる面積が違います。(甲種は延べ面積300㎡以上、乙種は延べ面積299㎡以下の面積)
講習(通常は甲種が2日間、乙種が1日)を経て、効果測定テストに合格することで講習修了資格の習得が可能です。防火管理者講習は、都道府県知事、消防長などにより主催されております。
パチンコ店長になるのに資格は必要?
パチンコ店長になるために必要な資格は、具体的に法律で定められているわけではありません。しかしながら、パチンコ店の業態や店舗管理者の特性上、いくつかの資格が求められることとなります。
管理者の選出と人的資格
パチンコ店は風俗業に分類され、風営法の規制を受けます。風俗営業を行う場合、店舗を統括管理する者の中から「管理者」を1名選出・設置しなければなりません。管理者は以下にあてはまる人を選出することができません。
◆被成年後見人・被保佐人
◆破産者で復権していない人
◆1年以上の懲役または禁固の刑を受けて、刑が終了してから5年経過していない人
店舗を統括管理する者とは、パチンコ店では多くの場合に店長が該当します。よって、風営法の定める管理者に選出できる人の中から、パチンコ店の店長を選ぶことが一般的です。
管理者の講習義務
管理者には、従業員への法令遵守を含めた助言・指導が求められます。助言・指導を行うには、管理者自身がしっかりとした知識を持つ必要があるのです。公安委員会では、管理者向けに「管理者講習」を行っております。管理者講習の内容は、風営法や管理者義務、遊技場営業管理などで、パチンコ店の管理者の場合、1回の合計が約6時間です。
管理者講習は、管理者として選任された年度に初回受講し、その後は3年おきに受講することが義務化されています。代理人が受講を受けることは不可で、やむを得ない事情で管理者講習を受けることができない場合は、10日までに公安委員会に書面で通知しなければいけません。通知や受講を無視するなどした場合には、警察から指示処分を受けます。
業務上必要な資格
パチンコ店や運営方針によって異なりますが、パチンコ業界の店長は、ホール・カウンター業務、遊技機の設置や保守点検、人事、教育、資金の管理など、様々な業務を行う場合があります。
業務内容毎に必要な資格が異なります。いざという時に業務を行える様、想定される必要資格は事前に取得することが望ましいです。
未経験からのパチンコ業界転職に資格は必要?
パチンコ業界への転職は、資格が無くても転職可能です。
未経験者歓迎のパチンコ店がほとんどで、教育体制やマニュアル構築に力を入れている店舗も多く存在し、安心して業務を学習することができます。
キャリアアップで資格や学習が必要になった場合にも、パチンコ業界に就業した後に取得している場合がほとんどです。
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