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【最新版】パチンコ広告宣伝ガイドライン改定(2025年5月29日)まとめ
更新日:2025.06.24
【最新版】パチンコ広告宣伝ガイドライン改定(2025年5月29日)まとめ

2025年5月29日、パチンコ業界に向けた「広告宣伝ガイドライン第3版」が発表されました。
ステルスマーケティング対策や広告表現の明確化など、実務に関わるルールが見直され、同年7月1日から全国で適用されます。
この記事では、第3版の概要、注目すべきポイント、第2版からの変更点、そしてホール現場で特に気をつけたい実務面の注意点をわかりやすく紹介します。

パチンコ広告宣伝ガイドライン第3版の概要

2025年に発表された「パチンコ広告宣伝ガイドライン第3版」は、業界全体の広告基準を明確かつ統一的に示すために策定されました。
対象は全国のパチンコホールで、日常的に行われる広告や宣伝の表現を中心に見直しが行われています。
具体的には、従来あいまいだった基準の明文化、ステルスマーケティング対策や景品表示法との整合性の確保、地域ごとに異なっていた自主規制の全国統一が盛り込まれました。
これにより、すべてのホールが地域差のない共通ルールのもとで広告運用を行う体制が求められています。

パチンコ広告宣伝ガイドライン第3版のポイント

第3版では、広告によって誤解を招いたり、ユーザーに過度な期待を抱かせたりしないよう、実務に直結するルールが追加されました。
内容はホールの日常的な広告運用に密接に関わっており、現場レベルでの対応が求められます。
ここでは、主なポイントを整理して紹介します。

ステマ対策と広告主の表示義務

ホールと関係のあるライターやインフルエンサーがSNSなどで情報を発信する際は、「広告」や「PR」といった表示が必須です。たとえ第三者の投稿でも、ホール側が関与していれば広告と見なされます。
また、依頼していない投稿であっても、誤解を招く内容が拡散された場合には、無関係であることの明示や削除依頼が求められるケースがあります。

イベント・取材・AI活用の制限

電話やメールのみのやり取りでは「取材済み」と表現できません。実際に来店し、現地で取材を行った場合のみ使用可能です。
また、実態のない「公約系イベント」の事前告知は禁止されています。
さらに、AIキャラクターや生成画像を広告に使う場合は、「AI生成」であることを明示する必要があります。

機種表示・時差開店・出玉演出のルール

機種を「おすすめ」と表示する場合は、7日以上続けて掲載する必要があります。
短期間の掲出や「装飾変更」といった間接的な表現でも、推奨と受け取られる恐れがあるため注意が必要です。
時差開店の告知は、1ボックス20台以上などの条件を満たす場合に限定されており、特定機種の導入に合わせた案内は原則禁止です。
「強化」や「期待」など射幸心をあおる表現、コンプリート台の一覧掲載も禁止されています。
文言だけでなく、画像や装飾といった視覚的な演出にも配慮が求められます。

パチンコ広告宣伝ガイドライン第2版からの主な変更点

第3版では、これまで曖昧だった広告ルールが整理され、より実務で活用しやすい内容へと見直されました。
改定の軸は、「既存ルールの明確化」と「新たなルールの追加」の2点です。
誤解を招く表現や過度な期待につながる広告を防ぐことが目的で、実態に即した内容へとアップデートされています。

既存ルールの明確化

・ステルスマーケティングへの対応の明文化と、広告表示の義務化
・「おすすめ機種」表示に関する条件の明確化(7日以上の継続掲載が必要)
・特定機種を対象とした時差開店広告の原則禁止
・「強化」「期待」など出玉に関する文言の禁止と、過度な演出の制限
・電話やメールのみでの「取材済み」表示の禁止と、実地取材の必須化
・実態のない公約系イベント告知の禁止

新たなルールの追加

・AIキャラクターや画像を使った広告への「AI生成」表記の義務化
・ホールが関与する第三者投稿の広告扱いの明確化
・都道府県ごとの自主規制の撤廃と、全国統一ルールへの移行
・違反の繰り返しに対する、法人代表者への指導と業界団体への報告の義務化

パチンコホールが注意すべき点

ガイドライン第3版には、ホールの広告運用に関する実務的なルールが数多く盛り込まれています。
悪意がなくても違反とみなされることがあるため、日々の広告表現や運用体制に注意が必要です。
ここでは、特に意識すべきポイントを紹介します。

広告表現における実務的な注意点

広告を制作する際は、ユーザーがどう受け取るかを意識することが重要です。
「おすすめ機種」と表示する場合は、7日以上継続して掲載しなければなりません。
また、「装飾変更」などの間接的な表現でも、短期間だと推奨と捉えられる可能性があります。
「強化」「期待」といった出玉を連想させる言葉や、コンプリート台の掲載も禁止対象です。
言葉だけでなく、画像やレイアウトなど視覚的な印象にも注意を払いましょう。

社内体制とチェックフローの見直し

広告違反を防ぐには、個人に任せきりにせず、組織として対応できる体制が必要です。
まず、スタッフがガイドラインを正しく理解しているか、定期的な確認を行いましょう。広告やSNS投稿を公開する前にチェックする仕組みを整えることで、リスクを減らせます。
また、ライターやインフルエンサーと連携する際は、PR表記の徹底や削除依頼への対応手順も事前に用意しておくと安心です。ガイドラインを日常業務に自然に組み込み、継続的に運用できる仕組みづくりが大切です。

まとめ

パチンコ広告宣伝ガイドライン第3版は、ホールの広告活動における信頼性と透明性を高めるために改定されました。ステルスマーケティング対策や広告表現の明確化など、時代の流れに対応した内容が盛り込まれています。
広告やSNS投稿など、日常的な業務こそ細かな確認が欠かせません。
現場任せにせず、ガイドラインを全スタッフで共有し、自然に運用へ組み込める体制づくりが重要です。
ガイドラインを守ることは、単なるルール対応ではなく、ユーザーからの信頼を築くための基盤です。今後も業界の動きや社会のルールに目を向け、誠実な情報発信を心がけましょう。

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